サクラの開花と地球温暖化
トピックス温暖化情報
毎年、お花見を楽しみにされている方も多いことでしょう。
しかし、近年では、春先の気温の上昇により、サクラの開花が早まっています。
以前と比べてお花見の予定が立てづらくなったと感じている方も少なくないのではないでしょうか。
2018年のサクラの開花は、25か所で平年より1週間以上も早まりました。
また、1953年以降は、全国58の観測地点で10年に1日あたりの割合で早まっているそうです。
▲さくら(ソメイヨシノ)の4月1日の開花ラインの変化
(出典:気象庁HP)
(出典:気象庁HP)
原因の一つとして考えられるのが地球温暖化です。
日本の平均気温は、1898年以降では100年あたりおよそ1.1℃の割合で上昇しています。
▲日本の平均気温の変化
(出典:気象庁HP)
(出典:気象庁HP)
地球温暖化は、サクラの開花を始め、動植物や風物詩にも影響を与えます。
地球温暖化防止コミュニケーターHPでは、NHK盛岡放送局「おばんですいわて」に出演中の、気象予報士・大隅智子氏のコラム「地球温暖化の自然への影響」を公開しています。
ぜひご覧ください。
※コラム「地球温暖化の自然への影響」
(地球温暖化防止コミュニケーターHP)
⇒https://ondankataisaku.env.go.jp/communicator/column/detail/6
また、気象庁HPでは、2019年のサクラの開花状況を公開しています。
ちなみに、今年の盛岡の開花予想日は4月16日、満開予想日は4月23日頃と昨年と比べると大きな変化はありませんが、東北の開花は平年より早いと予想されており、東北南部では平年より1週間以上早い地域もあるようです。
サクラの開花を見守りながら、地球温暖化対策にも取り組んでいきましょう。
※「2019年のさくらの開花状況」(気象庁HP)
⇒https://www.data.jma.go.jp/sakura/data/sakura_kaika.html