再生可能エネルギーの導入
日本のエネルギー自給率は11.2%(2020年度)
石油や石炭、天然ガスなど、多くの化石燃料を使っています
日本では、高度経済成長期にエネルギー需要量が大きくなる中で、供給側では石炭から石油への燃料転換が進み、石油が大量に輸入されるようになりました。石炭・石油だけでなく、石油ショック後に普及拡大した天然ガスは、ほぼ全量が海外から輸入されています。
日本のエネルギー自給率
一次エネルギー国内供給量の割合
参考:経済産業省資源エネルギー庁「エネルギー白書2022」を元に作成
パリ協定の目標2℃上昇までに残された
CO2総排出量は約1兆トン
パリ協定では、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つことを目標としています。2℃上昇をもたらすCO2総排出量約3兆トンのうち、すでに約2兆トンが排出されています。残り約1兆トンは、現在見つかっている世界の化石燃料の3分の1を燃焼させると到達してしまいます。
参考:「SBT(企業版2℃目標)について」(環境省)を元に岩手県が作成
岩手県では、再生可能エネルギーによる電力自給率65%を目指し、導入を進めています。
岩手県では、「省エネルギーと再生可能エネルギーで実現する豊かな生活と持続可能な脱炭素社会」を目指し、「第2次岩手県地球温暖化対策実行計画~いわてゼロカーボン戦略~」を策定。2030年度の再生可能エネルギーによる電力自給率を65%とすることを目標とし、環境に優しいエネルギーである太陽光発電や風力発電、バイオマスエネルギーなどの再生可能エネルギー導入の取組を進めています。全国的に見て、岩手県は再生可能エネルギーに適した条件がそろっています。
岩手県における
再生可能エネルギー導入実績
参考:「岩手県における再生可能エネルギー導入想定量と実績」を元に作成
※全国の導入量については、下記のサイトをご覧ください。
- 経済産業省 資源エネルギー庁「固定価格買取制度 情報公表用ウェブサイト」
- https://www.fit-portal.go.jp/PublicInfoSummary
岩手県における再生可能エネルギー
による電力量と電力(目標)
- 出典:第2次岩手県地球温暖化対策実行計画~いわてゼロカーボン戦略~
- https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/kankyou/seisaku/1005573.html