岩手県内の再エネ活用事例
連携によって、地域資源のポテンシャルを最大限に発揮する 「北岩手循環共生圏」
(久慈市、二戸市、葛巻町、普代村、軽米町、野田村、九戸村、洋野町、一戸町)
北岩手が有する森里川海の豊富な自然資源を活用するため、9市町村が連携。莫大な再エネポテンシャルを武器に、「ZERO CARBON KITAIWATE」(2020年2月宣言)の達成に向けて地域内の再エネ使用比率を高めるとともに、「Zero Carbon Yokohama」を目指す横浜市と「再生可能エネルギーに関する連携協定」を締結。再生可能エネルギーの供給をきっかけとして、農林水産物など地域資源の都市部への流通や観光客の誘致など、「都市と農山漁村」「大都市と地方都市」の連携モデルを目指しています。
地熱資源を農業や観光に取り入れ地域の魅力アップに
(八幡平市)
「松川地熱発電所」や「松尾八幡平地熱発電所」があり、地熱資源の豊富な八幡平市。その熱エネルギーは、隣接施設への温泉の供給のほか、工芸品(地熱染め)、馬ふんの発酵による堆肥生産、農作物栽培などに活用。「八幡平市地熱を活かしたまちづくりビジョン」に基づき、活用策の展開、理解促進を図っています。
地熱エネルギー
地域で発電した「CO2フリー電気」を公共施設に供給
太陽光や水力、バイオマスといった自然の力を生かした再生可能エネルギーを利用して、地域で発電。その電力を公共施設に導入する自治体が増えています。二酸化炭素排出量の削減、地域内経済循環といった効果はもちろん、地域住民の環境と省エネに対する意識の醸成が期待されます。
使用電力を100%再生可能エネルギーに「再エネ100宣言 RE Action」
「再エネ100宣言 RE Action」とは、事業活動で使う電力を100%再生可能エネルギーに転換する意思と行動を示し、利用促進する取り組みのこと。岩手県内でも、「再エネ100%」を宣言し実現に取り組む市町村や企業・団体が増えてきています。
- 出典:再エネ100宣言 Re Action
- https://saiene.jp/
食品廃棄物・家畜排泄物を電力・堆肥にリサイクル
食品加工工場や学校給食施設から出る「食品系廃棄物」、飼育されている鶏や牛の排泄物「畜産系廃棄物」などを使って電力や堆肥・液肥を生産。地域の廃棄物を資源に変え、地域内で有効利用する「地域循環」への取り組みが県内で進んでいます。