【事例紹介】再生可能エネルギーの導入でCO2排出量を大幅削減!
トピックス温暖化情報
お住まいの気候やご家庭のライフスタイルに合わせた省エネ、省CO2対策を提案することができる『うちエコ診断』をご存知でしょうか?うちエコ診断は、ご家庭の年間エネルギー使用量や光熱費などの情報をもとに、暮らしに合わせた対策を考えることができるのでオススメです。
今回は実際に受診していただいたTeraさん(盛岡市在住)の事例をもとに、ご家庭における効果的な省エネ対策をご紹介します。
〇Teraさんのご家庭
さて、うちエコ診断を受信してみた結果は??
光熱・燃料費は、平均家庭に比べ、0.1倍(※注1)。CO2排出量は、平均家庭に比べ0.3倍(※注2)と一般的な2人世帯を大きく下回る結果になりました!
(注1)ペレットストーブ燃料代は、うちエコ診断ソフトでは反映されません。
(注2)ペレットのような木質バイオマスの使用に伴うCO2排出については、植物により大気中から吸収されたCO2が再び大気中に排出されるものであるため、排出量には含めないこととされています。
ガス代が平均を上回っているのは、調理時間と入浴時間が長いこと、車燃料代が平均を下回っているのは、中心市街地にお住まいで通勤に自動車を使用しないライフスタイルであることが影響していると予測されます。
電気の床暖房を採用しているのでCO2は排出量が多くなっていますが、太陽光発電による売電が、購入電気代及びガス代を上回り、費用が相殺されています。さらに、ペレットストーブをメイン暖房に使用することで電気使用量を抑えており、ペレットの燃焼はCO2排出量ゼロ扱いとなりますので、CO2削減効果の高い取組を実施していると言えます。
太陽光発電に、木質バイオマスのペレット。
再生可能エネルギーをライフスタイルに取り入れることで、大幅なCO2削減に成功していますね。
次に、具体的に暮らしのどこからどれくらいCO2が出ているか確認してみましょう。
Teraさんのご家庭の場合、暖房、給湯節水、調理食洗から多くのCO2が出ているという診断結果になりました。
岩手県は寒冷地のため、「暖房」からのCO2 排出量が全国平均よりも高い傾向にあります。
給湯節水については、少しの設備交換で改善できます。
ライフスタイルに取り入れてみてはいかがでしょう。
☑食器洗浄機を使うことで節水になります
☑手洗いの際は、お湯を流しっぱなしにしないようにしましょう
☑水優先吐水の節湯型水栓に替えることで、お湯の使用量を減らしましょう。
☑手元で止水することができる節水シャワーヘッドに替えましょう。
受診者:Teraさん |
Hiroさん、ご協力ありがとうございました!
今回の診断事例から、ライフスタイルに再生可能エネルギーを取り入れることで、大幅にCO2を削減することができること、少しの設備交換で給湯節水対策ができることが分かりました。
日本でも大型の気象災害が発生するなど、地球温暖化が一因と考えられる異常気象が世界各地で発生しており、地球温暖化対策の重要性が高まっています。
一人ひとりが今すぐ対策を行うことが必要です。
皆さんも、できることを今すぐに取り組みましょう。
[参考サイト]
★再生可能エネルギーの導入(いわてわんこ節電所)
⇨https://www.co2-diet.com/saiene/
★断熱+水回り設備の賢い選び方をご紹介!『省エネ住宅を学ぼう!』(環境省「COOL CHOICE」HP)
⇨https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/jutaku/study/
[うちエコ診断事例紹介のバックナンバー]
★【事例紹介】給湯や水道の省エネは、小さな積み重ねから始めましょう。
⇨https://www.co2-diet.com/topics/detail.php?id=163
★【事例紹介】住宅の断熱対策と車の使い方が省エネのポイントです!
⇨https://www.co2-diet.com/topics/detail.php?id=148