令和5年度地球温暖化を防ごう隊<前期> ~事例紹介2 二戸市立御返地小学校~

トピックス防ごう隊情報



 岩手県では、地球温暖化問題の知識と理解を深めてもらうため、小学生を隊員に任命し、各家庭での生活の見直しや地球にやさしい取組みを考える「地球温暖化を防ごう隊」の取り組みを推進しています。

 令和5年度前期で取り組んだ参加校9校の中から、二戸市立御返地小学校の取組みについて、ご担当の先生と児童からお話を伺いました。


    
       [南舘伸明先生]             [3・4年生で頑張りました!]


【先生からのコメント】

 防ごう隊のノートは、3・4年生には言葉だけで理解をしてもらうにはちょっと難しいように感じました。ですので夏休み前に総合学習の時間を使い、市内にある折爪岳風力発電所の見学や森林学習等を実施し、目に見えるところで環境問題について感じてもらってから、防ごう隊ノートに取り組めるように工夫しました。
 

 折爪岳風力発電所は2023年に運転がスタートしたので、児童の見学も初めて実施しました。再生可能エネルギーである風力を使い風車を回して電気を作るので、二酸化炭素を出さず環境に良いことを教えることができた一方で、人間の都合で木をたくさん伐採し風車を作った事実もあったので、そこの伝え方についても考えました。

  
        
      [児童で作成したかんきょう新聞]    [演劇「ぼくらの仕事」の様子] 

 

 地球温暖化を防ぐには風力発電のような再生可能エネルギーを使うことが大事だけど、木がなくなることは(極端にいえば)動物のすみかもなくなるので、動物も困ってしまいますよね。いろいろな困難があるけど、地球のために人と動物がともに生きることを願ってお互いにできることをやっていこう、という思いを込めて、学習発表会での演劇「ぼくらの仕事」のシナリオを作りました。
 

 又児童がこれらの環境問題に取り組んだ成果を「かんきょう新聞」としてまとめ、教室の廊下に張り出しています。新聞にまとめることで振り返りにもなりますし、多くの方に見てもらうことで活動の励みにもなります。

 これからも地域の自然環境を活用しながら、防ごう隊ノートの活動に取り組んでいきたいと考えています。




   
          
             [左:田中舞音さん    右:西井朝陽さん]

 

◎4年生 田中舞音(まこと)さん

 ごみを減らすため、服を長く着て大切にするリデュースに取り組みました。友達から服をもらったり、こちらからあげたりできたのが楽しかったです。

 

◎4年生 西井朝陽(あさひ)さん

 「照明を消すこと」を忘れそうなときも思い出してできたので、楽しかったです。親には、良い取り組みだから自分でできることはやり続けたら?と言われました。

 

参考資料:演劇「ぼくらの仕事」シナリオ  PDFファイル

※南舘先生のご厚意により、PDFデータを提供いただきました。ぜひダウンロードの上ご覧ください!

 





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岩手県では「地球温暖化を防ごう隊」の活動を推進しています。「地球温暖化を防ごう隊」のノートを活用して、小学生(4~6年生)が地球温暖化防止活動に取り組んでいます。
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