はじめよう!ゼロカーボンアクション
地球温暖化を⽌めるために、世界中の国が「ゼロカーボン」を目標に動いています。
ゼロカーボンとは、温室効果ガスの排出を実質「ゼロ」にすること。
「ゼロカーボンアクション」とは、いつもの生活の中ですぐにできることや、
より快適な暮らしにするためのアイデアです。できることからはじめてみよう!
エネルギーを節約・転換しよう!
- クールビズ・ウォームビズ
気候に合わせて快適に過ごせる服装を選びましょう。 -
一つの部屋に集まって、つけるエアコンも一台にして、
家族だんらんの時間をすごしましょう。 - 節電
こまめなスイッチオフと、家電製品のプラグをコンセントから抜くことを心がけましょう。
テレビのつけっぱなしはやめましょう。 - 節水
上下水道の使用にも、浄水、供給、下水処理などに電気
が使つかわれCO2が排出されます。こまめに水を止めたり、
工夫して使用したりして、無駄な水を減らしましょう。 - クールシェア・ウォームシェアをしよう(家庭内など)。
太陽光パネル付き・
省エネ住宅に住もう!
- すごしやすい家をつくる
- ・カーテンを開け閉めして、室内の温度を調整しよう。
- ・夏は家の外にアサガオなどでグリーンカーテンをつくりましょう。
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH:ゼッチ)
再生可能エネルギーは、みんなの住むお家でも導入することができます。
最近は、太陽光発電で作る再生可能エネルギーなどを使うことで、
生活で消費するエネルギーよりも生み出すエネルギーが上回る家、
ZEH(ゼッチ)が注目されています。
化石燃料にかわる
「再生可能エネルギー」
化石燃料の使用をへらすための方法として、「再生可能エネルギー」の利用があります。
再生可能エネルギーとは、たとえば太陽の光や風などを利用した、環境にやさしいエネルギーのことです。
岩手県でも、太陽光、地熱、風力、水力、バイオマスエネルギーなど、いろいろな再生可能エネルギーが使われています。
再生可能エネルギーの導入は、野生の動物や植物などの自然環境や、景観に配慮しながら進められています。
太陽光発電
太陽光発電は、太陽電池を使って太陽光のもつエネルギーを電気に変えるよ。住宅用のものから、メガソーラーまで導入がすすんでいるよ。
岩手県は、宮古以南の海岸沿いなど年間を通じて日照条件がよい地域が多く、日本海側に比べて、雪の影響も少ないことから太陽光発電に適した地域が広がっているよ。
風力発電
風力発電は、風の力で風車を回し、その回る力を発電機に伝えて電気に変えるんだ。
ウインドファームのような大型から、学校などに設置される小型のものまであるよ。
岩手県は、県土が広く、安定した風に恵まれた地域が多いので、県内各地で風力発電の導入が進んでいるよ。
地熱発電
地熱発電は、火山のマグマの熱で温められた熱水・蒸気を地中深くから取り出し、蒸気の力でタービン(羽根車)を回して、発電機を動かして電気を作るよ。
岩手県には豊富な地熱資源があるんだ。八幡平市の松川地熱発電所は国内で一番最初に作られた発電所で、50年以上運転しているよ。運転を開始した10月8日は「地熱発電の日」に制定されているんだ。
水力発電
水力発電は、水の力を利用して、河川の水などを高い所から低い所ところまで導き、その流れ落ちる勢いにより水車を回して電気を起こすんだ。
岩手県内では令和元年度に、40か所の水力発電所で約10億KWhの電気を供給したんだ。これは一般家庭約21万世帯における年間使用量に相当するよ。
バイオマスエネルギー
バイオマスエネルギーは、化石燃料以外の動植物によるエネルギーのことで、木材や牛や豚などの家畜のふん尿、生ゴミなどさまざまあるよ。
県土の約8割が森林である岩手県にとって、木質バイオマスは持続可能なエネルギーであり、その利用拡大によって、二酸化炭素の排出削減、木質燃料などの生産・流通による林業・木材産業が盛んになるなど、岩手の強みを生かした再生可能エネルギーなんだ。
水素は未来のクリーンエネルギー
水素エネルギーは、水素と空気中の酸素を反応させて電気と熱を発生させる仕組みで、車や各家庭でエネルギーとして使うことができます。
水素エネルギーは、使う時に二酸化炭素を出さない未来のクリーンエネルギーとして注目されています。岩手県でも取組を進めています!
CO2の少ない交通手段を選ぼう
- スマートムーブ
近い距離は歩いたり、自転車に乗ったりするようにしましょう。
食品ロスをなくそう!
- 食事を食べ残さないようにしましょう。
- 食べられる分だけ買うようにしましょう。
- 余った食材は※フードバンク等に寄付しましょう。
- 岩手県産の食材を積極的に食べましょう。
- コンポストで肥料を作ってみよう。
※フードバンクについて
“フードバンク”とは、まだ食べられるのに印字ミスや箱がこわれて販売できない食品を企業から贈られたり、生産者や市民からいただいた食料を、生活に困っている人や児童・障者施設などに与えたりする活動やそれを行う団体のことをいいます。フードバンクの活動は全国で広まっています。
サステナブルなファッションを!
- 持っている服を長く大切に着ましょう。
- 小さくなって着られなくなった服は、
誰かにゆずるか、リサイクルへ出しましょう。 - リサイクル素材を使った服を買ってもらいましょう。
サステナブルファッションって
なんのこと?
衣服を作るところから着る、捨てる、再利用するといった循環が
将来にわたって続くことを目指す取組のことをいいます。
出典:環境省「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトについて
(https://www.env.go.jp/nature/morisatokawaumi/project.html)
3R
(リデュース、リユース、リサイクル)
- マイバッグやマイボトルを使いましょう。
- 物を大切に使いましょう。
壊れてもすぐに捨てないで直して使いましょう。 - ごみの分別をきちんとしましょう。
- ※プラスチック・スマートに取り組みましょう。
※プラスチックの正しい処理やリサイクル方法に取り組んだり、バイオマスプラスチックや代わりとなる素材を学んだりして、プラスチックとかしこくつきあうこと
コラム 3R
3Rってなぁに?
ごみを減らすために、毎日の生活の中で3Rに取り組みましょう。
ごみを減らす
- 買い物にはマイバッグを持って行く
- ごはんは残さず食べる
- 必要のない包装は断る
など
くり返し使う
- つめかえ商品を選ぶ
- こわれたものは修理して使う
- いらなくなったものは必要な人にゆずる
など
資源として再利用する
- ごみはきちんと分別する
- 古紙は地域の集団回収に出す
- スーパーの店頭回収に協力する
など
海洋ごみについて
いま、地球上の海の中には、約3億トン以上のプラスチックごみがあると言いわれています。プラスチックは自然の中で分解されにくいので、いつまでも海に残り続けて、これからもさらに増え続けると言われています。
このプラスチックごみを魚が食べてしまうなど、海で暮らす生き物の環境に影響を与えてしまう「海洋ごみ問題」が、いま世界で大きな問題となっています。
実は、海洋ごみのほとんどが、元々はわたしたちの生活から出たごみで、川などを通じて海に流れ出たものだと言われています。だから、きれいで豊かな海を守るために、ひとりひとりの毎日の行動が大事です。ポイ捨ては絶対にしない、ごみをなるべく出さない生活に変えていく、身の回りのごみを拾うなど、身近なところからはじめましょう。
参考資料:いわてのきれいな海をみんなで守ろう!~海洋ごみを減らすためにわたしたちにできること~(岩手県)
CO2の少ない製品・
サービスなどを選ぼう!
- エコマークの付いた文房具などを
選んで使いましょう。
いろいろな環境にやさしい製品のマークがあります。
調べてみましょう。
エコマークは環境(environment)と地球(earth)の頭文字「e」を表した人間の手が、地球をやさしくつつみこんでいる姿をデザインしたものです。
私たちの手で、地球を、環境を守ろう、という願いが込こめられています。エコマークは環境のことを考えた製品やサービスにつけられるマークです。環境にいい商品を選ぶときの目印になります。
環境保全活動に積極的に参加しよう!
- 植林など森づくりの活動に参加しよう。
- 地域の資源回収やごみ拾いに参加しよう。
ひとりひとりの行動が大事!
地域の環境活動などに参加してみよう
参加してみるには
- 地域の活動を探してみよう。
- 環境学習交流センターに行こう!
- 「つなげよう、ささえよう森里川海」
「環境らしんばん」などを調べてみよう。
出典:環境省「つなげよう、支えよう森里川海」
プロジェクトについて
(https://www.env.go.jp/nature/morisatokawaumi/project.html)